記事の掲載が順不同になってしまいますが5月25~26日にしまなみ海道ととびしま海道のサイクリングに行って来ました。
2年前の夏に初めて行ったしまなみ海道。感動の連続で必ず再訪しようと決めていました。
今回は暑い真夏を避けて1年で一番サイクリングに最適な梅雨前の5月後半。コースとスケジュールも大幅に変更。
1泊2日、アクセスは往復広島空港の飛行機輪行でなるべく走る時間を多くしました。
コースは簡単に尾道~しまなみ海道(大島で1泊)~今治港~とびしま海道~呉 距離140km(1日目60km2日目80km)
メンバーは君津から3名、尾道合流組が2名の計5名。
5月26日(土曜日)1日目
君津から車で羽田空港へ。今回はANAなので第2ターミナルで自転車を預けて午前7時発の広島行き飛行機を待ちます。
以前試走で広島空港行きに乗った時と違い午前中の地方空港行きは沖止め(オープンスポット)のバス移動、久しぶりにタラップで飛行機に乗り込みました。
しかし、今の梅雨空なんて想像できないくらいのちょ~快晴です。
1時間20分のフライトで広島空港。ここからは路線バス(3番線乗り場)でJR三原駅まで行き、電車で尾道駅へ
そういえば?何回も尾道来てるけど大体自走なので電車で来るの初めてだ!
尾道駅、先月リニューアルオープンしてました。案内所など綺麗になって最新のコインロッカー完備。でも輪行スペースが看板も無くよくわからず?見つけて行ってみたら駅の裏スペースを利用した感じでラックも工具も設置してなくて屋根も無くちょっとがっかり。雨降ったら大変です。
日本のサイクリストの聖地「しまなみ海道」のスタート地点なのに・・・・
しかしそこは置いておいて。快晴の週末の尾道、サイクリストが晴天の日差しの中自転車を組んでいました。
自分たちも早速自転車組立開始。そして早速トラブル発生、自分のドライブチェーンが絡まってしまっていました、知恵の輪になったチェーンをなんとか攻略しようと思いましたが途中で諦めチェーンカッターでカット!繋ぎました。
しょっぱなから縁起悪いです。と思ったらグローブ忘れました~。昨晩遅く終わった仕事の後で急いでパッキングして確認しなかったのがいけませんでした。
仕方なく向島の渡し船に乗る前に前回泊ったonomichiU2のジャイアントストアで購入して船着き場へ。
向島に渡ってやっとサイクリングスタートです。
久しぶりの瀬戸内海はキラキラして感動するほどきれいです。
因島大橋を渡って最初の立ち寄りスポット「はっさく大福」です。
本日は大島に宿泊するのでしまなみ海道メインルートの6本の橋の内5本を渡り向島・因島・生口島・大三島・伯方島を走ります。現在、因島を走って生口橋を渡ります。
尾道をスタートしたのが11:20だったのでもうすっかりお昼を過ぎてます。生口島で店探し、「漁師の店しま一」で名物のタコ飯でお昼ご飯を頂きました。
お昼を過ぎて暑くなってきました。多々羅大橋を渡って広島県から愛媛県へ。
伯方の塩で有名な伯方島の道の駅で名物の塩ソフトクリーム。前回のドルチェ瀬戸田のジェラートも美味しかったですが塩ソフトクリームも塩味が効いてて元気になります。
本日最後の大三島橋を渡って大島到着。左手に村上水軍の本拠地「能島」を見ながら走ってすぐに右折、短い坂を登りきって本日の宿「尾形の家」に到着。
古民家をリノベーションした宿で大当たりでした。泊った日は自分たち5人のみの宿泊、2棟がつながった和洋折衷の宿はとても広くてのんびりとした雰囲気。
自転車も玄関の土間に置けてサイクリストは安心。お風呂や洗面所、調度品などの設備は最新で不便さはなくとても綺麗で清潔でした。
一番気に入ったのは、風呂上りにそよ風に当たろうとビール片手に向かったオープンデッキ。
高台にある宿は立ち並ぶ民家の瓦屋根の向こうに夕日でキラキラ光った瀬戸内海の静かな海を望むことが出来、この時間になると車の音も聞こえず静かな街並み。
ここだけ時間が止まったように錯覚するほど、とてものんびり出来ます。
癒されました~・・・ 次回も絶対ここに来ようと決めました!
5月27日(日曜日)2日目
ゆっくり休むことが出来てコンディションばっちり!
もっとゆっくりしたかったのですがフェリーの時間があるので午前7:30に再スタート。後ろ髪を引かれる思いで旅立ちました。
本日最初の橋はしまなみ海道最後にして最大の橋「来島海峡大橋」です。
橋を渡って四国に上陸。今治サイクリングターミナルで1名と別れて再スタート、ここからは王道のしまなみ海道を離れて初ルートを走るため今治港へ向かいます。
早速、乗船券を購入。聞くと自転車は限定10台小さな船みたいです。
船旅はいいですね~。瀬戸内の船は小さくてもゆれないので気持ち悪くならなくて良かったです。
とびしま海道の海側の入口「岡村港」までは今治港から約60分、来島海峡大橋の下をくぐった時は橋の大きさに圧倒されました!
とびしま海道は主に5つの島が大小7本の橋でつながっています。ゴールの本州側呉市までは約50kmです。
メインルートはアップダウンがなくてしまなみ海道より更に車も信号も少なくてサイクリングには最高の場所でした。
予想ではしまなみ海道のようにサイクリングを楽しんでいる人がたくさん走っているんだろうなと思っていましたが、サイクリストも一桁ぐらいのグループにしか遭いませんでした。
街並みも含めて全体的にのんびりした雰囲気で、唯一の観光地の御手洗地区も家族やペアなど小グループがチラホラいる程度で静かな雰囲気。
今回、早足で走り切ってしまいましたがもっとゆっくり時間をかけて巡ってみたいと思いました。
一つ目の岡村大橋はしまなみ海道の橋ほど大きくなくスロープもありません。普通の橋ですね、前半は小さな橋の連続です。
千葉にも大多喜や佐倉に古い街並みが保存されていますが、人が圧倒的に少なく静かな街並みは情緒のある独特な雰囲気だなと思いました。自転車を降りてもう少し散策しても良かったかなと思いました。
御手洗地区に寄り道してとびしま海道メインルートに戻り豊浜大橋を渡りました、ライトブルーに塗られた綺麗な形のいい橋は港町のレトロな雰囲気にとても合っていました。
豊島大橋を渡って上蒲刈島(かみかまがりじま)へ、そろそろお昼になったので昼休憩しようと食べログ&ググッてみました。
本州に近くなるで何かあるよね?と高を括っていました。
勿論、コンビニは無し道の駅はありましたがお土産のみで食べられるところ無し。唯一見つけたうどん屋も休業、はす向かいのレストランが開いてたので聞いたらもう食材なしで終わり。
やばい、食べるところが全くない!補給食でその場をしのいで下蒲刈島(しもかまがりじま)の三之瀬地区へ。観光地なので食堂や寿司屋、カフェなどお店は点在していましたがみんな閉まってる~(涙)
唯一開いてたのがタコ焼きの露店!?残り少ないタコ焼きを完売まで買い込んで路上でむさぼり昼めし終了。
あとで調べたらとびしま海道は前半の岡村島や大崎下島の方に食べるところがあったみたいです。事前に調べとくべきでした。
最後の安芸灘大橋を渡る手前でお好み焼き屋発見、でもタコ焼きのあとでお好み焼きは食べられず、呉の市内まで我慢することに。
安芸灘大橋を渡って本州上陸。2つの海道を巡るサイクリング終了。あとは呉駅まで国道を走ります、14kmほど走って呉駅前に到着。
まずは空腹を満たさなければと再度検索開始、時間が時間なのでいくつか駄目を食らって最後は予定していた日帰り温泉と同じ建物の和歌山ラーメンに落ち着きました。
空腹を満たして落ち着いたところでメンバーのひとりがクジラが見たい?と?
クジラ?水族館?時間まだあるけどちょっと行ってる時間ないなぁと思ったらデカい昔の潜水艦の事だそうで「海事歴史科学館」の外に展示してありました
潜水艦って陸に上がるとこんなにデカいんですね!クジラどころじゃないですよ!びっくりしました。
思いがけず呉市で観光、自転車を梱包して風呂です。
梱包は特定の場所が見つけられなかったので駅前の大和温泉物語の建物の下の歩道で梱包。30分ほどで梱包してエレベーターで温泉へ、フロントに輪行袋を置かせてもらい汗を流しました。
風呂から上がって呉駅へ。と言っても隣の建物なので歩道橋を渡ってすぐ。尾道集合組の2人と別れて広島空港行きのバス乗り場へ。
17:30のバスが出てしまい18:45のバスまで1時間待ち。まあ予定通りの時間で飛行機の出発には充分間に合うのでノンアルコールビールを飲みながらのんびり待ちました。
到着したバスは行きのバスと違い大きな高速バス、輪行袋を荷物室に入れて乗車。
車内は週末の空港行きとは思えないほどガラガラ。と言うか自分たち2人を含めて4人しか乗っていませんでした。
爆睡して広島空港に1時間ほどで到着、輪行袋を降ろしながら運ちゃんに聞いたところ輪行袋初めて見たとの事、この路線サイクリストはほとんど使わないらしいです。
自転車を預けて時間があったので新しく出来たらしい広島空港のサイクリスト向けのスペースを見に行きました。
段ボール置き場
出来たばかりのようで非常にきれいなスペースでした。一度使ってみたいなと思いましたが広島空港を拠点にしまなみ海道をサイクリングすると帰りは広島空港までかなりの登りを登ってこないと帰れません。
ちょっとハードかな?
今年はしまなみ海道ととびしま海道を走りました。しまなみ海道は相変わらず多くのサイクリストで賑わっていました、片道だった事と走りやすく季節だったことでのんびり楽しく走ることが出来ました。
初のとびしま海道は先ほど書いたように予想以上にサイクリストや車やトラベラーが少なくてびっくりしました。確かに規模や距離からすればしまなみには負けますが、瀬戸内の島々を巡る事が出来る橋、海道独特の景色や雰囲気はしまなみに負けてないと思います。
それにプラスしてどこを見ても絵になる古い街並みや風情のある独特な景観はしまなみ以上の魅力を秘めていると思います。
今回走って、その魅力をチョット先取りして体感したように感じました。
宿泊した尾形の家ととびしま海道は必ずまた訪れたいと思います。おススメですよ!!