2017メリダディーラーミーティング

毎年湘南で開催されるメリダディーラーミーティングに参加してきました。

DSC_1301DSC_13022017年の新モデルはロードモデルのスクルテューラシリーズが大きくモデルチェンジ。ディスクブレーキ対応と新型デュラエース(R9100)仕様の完成車、更にスラムの無線電動コンポREDeTAP搭載完成車。この3点が大きな目玉だと言えます。

DSC_1294DSC_1293スクルテューラ9000-Eは昨年発売された超軽量フレームに噂のスラム無線電動コンポREDeTAPを搭載した軽量完成車、UCIルールを大幅に下回る重量でヒルクライムをメインに考えている方にお勧めです。試乗時eTAPのフロント変速の操作方法が解らなくて結局リヤ変速しかしませんでした。変速にタイムログは無く逆にDi2より素早い感じがしました。変速パーツもバッテリー内蔵の割に大きさもそれほどではなくて、あとは組みつけやメンテナンス・充電など使い勝手と混信トラブルはどうなのか?少し疑問に思いましたが超軽量フレームとの組み合わせで人気のヒルクライムレースでは記録更新が狙える1台だなと思いました。

DSC_1341DSC_1343今回スクルテューラシリーズは各グレードでディスクブレーキ対応が一気に加速。上位のスクルテューラTEAMからビギナー向けアルミモデルのスクルテューラ200まで4ラインナップを揃えています。試乗ではそのうちのTEAMとカーボンフレームの105仕様の完成車スクルテューラ4000のディスク仕様に乗りました。

ホイルにもよると思いますがやはりディスクブレーキは重く感じました、特に登りは。コンポーネントのブレーキパーツ部分は軽量かもしれませんがフレームやホイルをディスクブレーキ仕様にすればそれだけ強度を上げなければならないので重くなるのではないでしょうか?DSC_1342DSC_1268

操作感はとても良くガツン!と効く事もなく違和感は感じませんでした。キャリパーブレーキと変わりなくそれでいて晴天雨天などの状況に関係なく効きが安定しているのは魅力が有ります。長いアップダウンを含むロングライドを天気が安定しない時期に走るなんて状況があったらもってっこいだと思います。

DSC_1169DSC_1172今年試乗した中で一番印象に残ったのは新型デュラエース(R9100)です。MTBコンポ?、デザインがいまいち?と少し不評な感はありましたがやっぱり乗ったら全然違います、9000デュラがあとどう進化するの?と疑問符も有りましたが操作感が更に向上軽い操作で確実に変速します、9000と乗り比べれば比較出来ると思うのですが安定性と信頼性のアップに繋がっていると感じます。今回は機DSC_1167DSC_1173械式のキャリパーブレーキ仕様しかありませんでしたが電動とデュラエースのディスクブレーキはどうなっているのか期待が膨らみます。

しまなみ海道輪行サイクリング(2日目)

しまなみ海道輪行サイクリング(1日目)

部屋の窓から見えるonomichiU2の板張りの桟橋は朝から強い日差しで眩しく見えます、今日も暑くなりそうです。

DSC_0093DSC_0291時からの朝食に合わせて起床。朝食を食べたらすぐにスタート出来るように事前に身支度を準備してホテルの隣のレストランで朝食を摂ります。

早朝にしていた旨そうな香りはパンを焼いていたんですね、朝食は焼きたてのパンと卵料理を中心にしたビュッフェ形式でした。

DSC_0098 DSC_0099美味しい朝食で補給バッチリ!タイヤの空気圧を点検して事前に送ってあった荷物を入れ替えて昨日使ったウエアとお土産を詰めて自宅に返送。チェックアウトを済ませて準備整いました。

DSC_01048時ちょうどにサイコンのスタートボタンを押して、2日目のしまなみ海道に出発です。

宿泊したHOTELCYCLEは宿泊施設、レストラン、お土産販売、ジャイアントストア、Barなどが一緒になった複合施設。対岸の向島がすぐそこに望める尾道水道沿いの古い倉庫を改装した建物で尾道の素朴な雰囲気とは相反して洗練されてオシャレな雰囲気。自転車ラックの付いた部屋もゆったりスペースで十分休息出来ました。

DSC_0119今日のコース、予定していた向島の高見山展望台はキャンセルして定番ルートを満喫するコースに変更しました。せっかくなので予定の立寄りスポットにプラスして6つの橋を含んだ眺望としまなみ海道らしい風景を発見したらストップして写真を撮りながらサイクリングを楽しみたいと思っています。

DSC_0115昨日と同じ渡船乗り場から向島へ渡ります。少し曇ってきた事も有り朝の尾道は気温が低いです、向島のブルーラインも昨日と大違いで快適~。

DSC_0125DSC_0127 朝の因島大橋も海からの風がそよそよ吹いて気持ちいいです。スロープを下りきってすぐに大きく左折小高い丘の上に一つ目の立ち寄りスポットはっさく屋に到着。以前しまなみ海道を走ったお客様から頂いたはっさく大福や夏期販売のぶどう甘夏大福を頂きました。店内からの因島大橋の眺望も素敵でしたよ。

IMG03770

DSC_0134次の生口橋は鳥が羽を広げたような美しい橋。渡る前にスロープ途中の眺望の良い所で写真撮影。

生口橋を渡って生口島へ島の西側定番ルートを右手に瀬戸内の海を眺めながら進んで行きます。まだまだ日差しも柔らかく快適なサイクリングを満喫してます。

DSC_0139 DSC_01442つ目の立ち寄りスポットは昨日閉店していて寄れなかったドルチェ本店。試走時も寄りましたが今回は観光バスの寄っていて凄い人です、数分並んでレモンシャーベットでしばし休憩。夏のサイクリングにアイスは欠かせませんよね!

IMG03795ところで今治~尾道間のしまなみ海道を走ると必ず通過する6つの橋は入口と出口に必ずスロープが付いています。そのスロープを登って橋を渡ってスロープ下って島に渡る、これを6回繰り返します。スロープと言っても地元の人も利用するのでママチャリや散歩の人が気軽に使えるくらいのそんなにきつくない傾斜でアウターでのんびり登れる感じです。夏は木陰が日差しを遮ってくれるので平地を走っているより快適に走れるところもありますよ。

DSC_0154 DSC_0156生口島は他にもお勧めの立ち寄りスポットがたくさんあるのですが欲張りは厳禁!せっかく予定通り走っているのに飛行機に間に合わないとシャレになりません。多田羅大橋・大三島橋を通過して伯方島へ大三島も外周走ると30kmあるので走ってみたいのですが断念。現在の走行距離50km、ゴールの今治駅まではあと28kmです。

DSC_0159暑くなって来ました!予報では昨日ほどではない様ですがアスファルトの照り返しがじわじわと体力を奪っていきます。暑さのピークを迎える前にゴールしたいものです。伯方島に渡ってすぐ給水の為に丘を登ったところの自動販売機でストップ。インドネシアから来た数名のサイクリストも日陰で休憩してました。はじめてのしまなみは赤道直下インドネシアより暑いって?ホントかなぁ? 自動販売機の裏の「地下水ご自由にどうぞ」と水道の蛇口が「冷た~い!!」思わずヘルメット脱いで頭からかぶりました~気持ち良かったぁ~

丘を下ったところのローソンで補給。昼飯は今治駅で輪行作業後ゆっくり摂ろうって事で簡単に済ませました。しまなみ海道はどこのお店に立ち寄ってもサイクルラックが設置してあってサイクリストが優しく迎えられてるなぁと毎回実感します。

DSC_0164 DSC_0165伯方・大島大橋を渡って大島へ。スロープを下ってしばらく走ると左手の海面に小さな小島が2つ、この島は戦国時代に活躍した海賊「能島水軍」の城があった島です。海賊というと悪人の集団のイメージが有りますが瀬戸内海を航行する船から通行料を徴収して船舶を警護する仕事をして生計を立てていたようです。戦国時代には大名の水軍として活躍していました。400年前と変わらない島の眺望を眺めているとタイムスリップした気分になりますね。

DSC_0167 DSC_0168大島も島の内陸を貫通する定番のブルーラインを走行。軽いアップダウンの越えて来島海峡大橋の付け根にある道の駅で短い休憩。ここまでの走行距離65km残りはわずか13kmです。予定では午後2時40分に到着予定なのであとまだ1時間30分はあります。予定より早めにゴール出来そうで安心です。

DSC_0174 DSC_01701最後の来島海峡大橋はAv15km/hでゆっくり、最後の瀬戸内の海を眺めながら・最後のしまなみ海道を惜しむ様に渡りました。

スロープを下ってからは今治駅まであと少し、ゴールのきすけの湯はブルーラインのゴール側と反対口の駅前にあります。駅からすぐだったので風呂に入ってから駅で輪行する予定でしたが風呂で汗流したのにまた汗かく事になるので逆に輪行作業を終えてからゆっくり汗を流して歩いて駅に向かう事になりました。

DSC_0180到着して早速梱包開始!ここにもサイクルラックが有ったのでアンコウの吊るし切りの様にサイクルラックに掛けたままパーツを外していきます。みんな慣れた手つきで梱包ももうベテランですね。1時間も掛らず作業完了、ゆっくり風呂に入れます。

DSC_0182きすけの湯にはサイクリストプランが有ってタオルが付いて通常料金。ここもサイクリストの事考えてくれてます。アリガタイです。今治駅からの電車は予定通り16:45発の松山行き、時間まで風呂上がりのビールやっちゃってます!ホームで電車を待っていると到着する電車から浴衣姿の女の子が次々に降りて来ます、聞いてみると今日は今治で夏祭りがあるそう、そういえば君津もふるさと祭りだっけ。

車両内も輪行袋の置く場所を車掌さんが指定してくれます。慣れているんでしょうね。松山駅でリムジンバスに乗り換えて18:00前に松山空港に到着。接続が良かったので予定より30分早く到着早速輪行袋を預けます。

DSC_0183松山空港は輪行袋も機械に通して検査します、目視でも少し開いて検査するので羽田に比べると少し時間がかかりました。みんなお土産を買ってセーフティーチェックへ、昨日の事を考えて梱包作業時メンバーはNGになりそうな工具や外した部品などはみんな輪行袋に入れたので調べられはしましたがすんなり通過。

 

手ぶらになってあとは飛行機に乗るだけ。8月の日曜日搭乗口付近はお土産袋を提げて遊び疲れた顔した人でいっぱいです。サイクリストらしい人は見当たらなかったのですがみなさん楽しかった週末の出来ごと楽しそうに会話してます。

比較的遅い便だったので羽田空港に到着した時は到着ロビーは人も疎らで駐車場もすっかり車が無くなっていました。帰って来れば2日間はあっという間でした、京都輪業前に到着して解散です。お疲れさまでした。

1日目は松山空港から予定が狂ってしまいスタート時間が遅くなってしまい暑い時間帯を時間に責め立てられながらの走行になってしまい結局解消出来ずに2時間遅れで到着。2日目は立寄りスポットを減らして定番ルートをちょこちょこストップしながらもしまなみ海道を堪能出来たと思います。

いつ訪れてもしまなみ海道は走りやすくてまた来たいと思ってしまいます。サイクリスト同士はもちろん地元の方もサイクリストを温かく迎い入れてくれます。インフラが整備されている事はもちろん大事ですがそれよりも自転車でしまなみを訪れる人を笑顔で歓迎してくれる人が大勢いてくれる事が走りやすさやまた訪れようと思う事につながっているんだろうなと思いました。

メンバー同士で初めて行ったしまなみ海道、きっと2回目もあると思いますしソロで行く方もいると思います。また笑顔でしまなみを走れるように改善点を考えて次に臨みたいと思います。