しまなみ海道輪行サイクリング(2日目)

しまなみ海道輪行サイクリング(1日目)

部屋の窓から見えるonomichiU2の板張りの桟橋は朝から強い日差しで眩しく見えます、今日も暑くなりそうです。

DSC_0093DSC_0291時からの朝食に合わせて起床。朝食を食べたらすぐにスタート出来るように事前に身支度を準備してホテルの隣のレストランで朝食を摂ります。

早朝にしていた旨そうな香りはパンを焼いていたんですね、朝食は焼きたてのパンと卵料理を中心にしたビュッフェ形式でした。

DSC_0098 DSC_0099美味しい朝食で補給バッチリ!タイヤの空気圧を点検して事前に送ってあった荷物を入れ替えて昨日使ったウエアとお土産を詰めて自宅に返送。チェックアウトを済ませて準備整いました。

DSC_01048時ちょうどにサイコンのスタートボタンを押して、2日目のしまなみ海道に出発です。

宿泊したHOTELCYCLEは宿泊施設、レストラン、お土産販売、ジャイアントストア、Barなどが一緒になった複合施設。対岸の向島がすぐそこに望める尾道水道沿いの古い倉庫を改装した建物で尾道の素朴な雰囲気とは相反して洗練されてオシャレな雰囲気。自転車ラックの付いた部屋もゆったりスペースで十分休息出来ました。

DSC_0119今日のコース、予定していた向島の高見山展望台はキャンセルして定番ルートを満喫するコースに変更しました。せっかくなので予定の立寄りスポットにプラスして6つの橋を含んだ眺望としまなみ海道らしい風景を発見したらストップして写真を撮りながらサイクリングを楽しみたいと思っています。

DSC_0115昨日と同じ渡船乗り場から向島へ渡ります。少し曇ってきた事も有り朝の尾道は気温が低いです、向島のブルーラインも昨日と大違いで快適~。

DSC_0125DSC_0127 朝の因島大橋も海からの風がそよそよ吹いて気持ちいいです。スロープを下りきってすぐに大きく左折小高い丘の上に一つ目の立ち寄りスポットはっさく屋に到着。以前しまなみ海道を走ったお客様から頂いたはっさく大福や夏期販売のぶどう甘夏大福を頂きました。店内からの因島大橋の眺望も素敵でしたよ。

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DSC_0134次の生口橋は鳥が羽を広げたような美しい橋。渡る前にスロープ途中の眺望の良い所で写真撮影。

生口橋を渡って生口島へ島の西側定番ルートを右手に瀬戸内の海を眺めながら進んで行きます。まだまだ日差しも柔らかく快適なサイクリングを満喫してます。

DSC_0139 DSC_01442つ目の立ち寄りスポットは昨日閉店していて寄れなかったドルチェ本店。試走時も寄りましたが今回は観光バスの寄っていて凄い人です、数分並んでレモンシャーベットでしばし休憩。夏のサイクリングにアイスは欠かせませんよね!

IMG03795ところで今治~尾道間のしまなみ海道を走ると必ず通過する6つの橋は入口と出口に必ずスロープが付いています。そのスロープを登って橋を渡ってスロープ下って島に渡る、これを6回繰り返します。スロープと言っても地元の人も利用するのでママチャリや散歩の人が気軽に使えるくらいのそんなにきつくない傾斜でアウターでのんびり登れる感じです。夏は木陰が日差しを遮ってくれるので平地を走っているより快適に走れるところもありますよ。

DSC_0154 DSC_0156生口島は他にもお勧めの立ち寄りスポットがたくさんあるのですが欲張りは厳禁!せっかく予定通り走っているのに飛行機に間に合わないとシャレになりません。多田羅大橋・大三島橋を通過して伯方島へ大三島も外周走ると30kmあるので走ってみたいのですが断念。現在の走行距離50km、ゴールの今治駅まではあと28kmです。

DSC_0159暑くなって来ました!予報では昨日ほどではない様ですがアスファルトの照り返しがじわじわと体力を奪っていきます。暑さのピークを迎える前にゴールしたいものです。伯方島に渡ってすぐ給水の為に丘を登ったところの自動販売機でストップ。インドネシアから来た数名のサイクリストも日陰で休憩してました。はじめてのしまなみは赤道直下インドネシアより暑いって?ホントかなぁ? 自動販売機の裏の「地下水ご自由にどうぞ」と水道の蛇口が「冷た~い!!」思わずヘルメット脱いで頭からかぶりました~気持ち良かったぁ~

丘を下ったところのローソンで補給。昼飯は今治駅で輪行作業後ゆっくり摂ろうって事で簡単に済ませました。しまなみ海道はどこのお店に立ち寄ってもサイクルラックが設置してあってサイクリストが優しく迎えられてるなぁと毎回実感します。

DSC_0164 DSC_0165伯方・大島大橋を渡って大島へ。スロープを下ってしばらく走ると左手の海面に小さな小島が2つ、この島は戦国時代に活躍した海賊「能島水軍」の城があった島です。海賊というと悪人の集団のイメージが有りますが瀬戸内海を航行する船から通行料を徴収して船舶を警護する仕事をして生計を立てていたようです。戦国時代には大名の水軍として活躍していました。400年前と変わらない島の眺望を眺めているとタイムスリップした気分になりますね。

DSC_0167 DSC_0168大島も島の内陸を貫通する定番のブルーラインを走行。軽いアップダウンの越えて来島海峡大橋の付け根にある道の駅で短い休憩。ここまでの走行距離65km残りはわずか13kmです。予定では午後2時40分に到着予定なのであとまだ1時間30分はあります。予定より早めにゴール出来そうで安心です。

DSC_0174 DSC_01701最後の来島海峡大橋はAv15km/hでゆっくり、最後の瀬戸内の海を眺めながら・最後のしまなみ海道を惜しむ様に渡りました。

スロープを下ってからは今治駅まであと少し、ゴールのきすけの湯はブルーラインのゴール側と反対口の駅前にあります。駅からすぐだったので風呂に入ってから駅で輪行する予定でしたが風呂で汗流したのにまた汗かく事になるので逆に輪行作業を終えてからゆっくり汗を流して歩いて駅に向かう事になりました。

DSC_0180到着して早速梱包開始!ここにもサイクルラックが有ったのでアンコウの吊るし切りの様にサイクルラックに掛けたままパーツを外していきます。みんな慣れた手つきで梱包ももうベテランですね。1時間も掛らず作業完了、ゆっくり風呂に入れます。

DSC_0182きすけの湯にはサイクリストプランが有ってタオルが付いて通常料金。ここもサイクリストの事考えてくれてます。アリガタイです。今治駅からの電車は予定通り16:45発の松山行き、時間まで風呂上がりのビールやっちゃってます!ホームで電車を待っていると到着する電車から浴衣姿の女の子が次々に降りて来ます、聞いてみると今日は今治で夏祭りがあるそう、そういえば君津もふるさと祭りだっけ。

車両内も輪行袋の置く場所を車掌さんが指定してくれます。慣れているんでしょうね。松山駅でリムジンバスに乗り換えて18:00前に松山空港に到着。接続が良かったので予定より30分早く到着早速輪行袋を預けます。

DSC_0183松山空港は輪行袋も機械に通して検査します、目視でも少し開いて検査するので羽田に比べると少し時間がかかりました。みんなお土産を買ってセーフティーチェックへ、昨日の事を考えて梱包作業時メンバーはNGになりそうな工具や外した部品などはみんな輪行袋に入れたので調べられはしましたがすんなり通過。

 

手ぶらになってあとは飛行機に乗るだけ。8月の日曜日搭乗口付近はお土産袋を提げて遊び疲れた顔した人でいっぱいです。サイクリストらしい人は見当たらなかったのですがみなさん楽しかった週末の出来ごと楽しそうに会話してます。

比較的遅い便だったので羽田空港に到着した時は到着ロビーは人も疎らで駐車場もすっかり車が無くなっていました。帰って来れば2日間はあっという間でした、京都輪業前に到着して解散です。お疲れさまでした。

1日目は松山空港から予定が狂ってしまいスタート時間が遅くなってしまい暑い時間帯を時間に責め立てられながらの走行になってしまい結局解消出来ずに2時間遅れで到着。2日目は立寄りスポットを減らして定番ルートをちょこちょこストップしながらもしまなみ海道を堪能出来たと思います。

いつ訪れてもしまなみ海道は走りやすくてまた来たいと思ってしまいます。サイクリスト同士はもちろん地元の方もサイクリストを温かく迎い入れてくれます。インフラが整備されている事はもちろん大事ですがそれよりも自転車でしまなみを訪れる人を笑顔で歓迎してくれる人が大勢いてくれる事が走りやすさやまた訪れようと思う事につながっているんだろうなと思いました。

メンバー同士で初めて行ったしまなみ海道、きっと2回目もあると思いますしソロで行く方もいると思います。また笑顔でしまなみを走れるように改善点を考えて次に臨みたいと思います。

しまなみ海道輪行サイクリング(1日目)

8月の第1土曜日、SRCメンバー6名でしまなみ海道へ飛行機輪行で行ってきました。DSC_0003

アクセスは松山空港往復、バスと電車を乗り継ぎしまなみ海道の四国側の入口で自転車の組立2日間でしまなみ海道を往復しました。

早朝5時に京都輪業を出発。羽田空港は6時前だというのにすごい人と車、さすが8月です。DSC_0013 DSC_0018

混雑していたので早めに輪行袋を預けて搭乗口に向かいます。毎回調べられるセーフティーチェック、今回はヘキサゴンレンチがNG。折畳のコンパクトタイプではなくて普通のサイズで長さが15cmを超えていたのでメンバーの一人が再度手荷物を預ける窓口に戻って小さな箱に工具を入れて預けることになりましたDSC_0023

羽田を7時25分に離陸、松山空港に定刻の8時50分に到着しました。松山空港からは空港リムジンバスでJR松山駅に向かいます。その前に預けた輪行袋の受け取りなのですがなかなか出てきません。DSC_0038DSC_0037

輪行袋はターンテーブルではなく係の人が持って来てくれるはずなので待っていたのですが10分経っても出てきません。出て来た時は予定のバスに乗れずその次のバスへ、JR松山駅に着いた時は電車の出発時間1分前!

みんなで輪行袋を抱えてダッシュしましたが無情にも目の前で行ってしまいました~!!

次の電車は1時間後。今治までバスで行く事も考えたのですがそれにはここの駅ではなく松山市駅まで行かなければ乗れません、切符も買っちゃたし。仕方なく駅前の喫茶店でモーニングセットで時間をつぶします。

駅前の喫茶店はメンバーの一人が松山在住の頃によく来たお店らしく昭和の香りのする雰囲気のあるお店でした。君津にはもうこんなお店無いなぁ。美味しいコーヒーごちそうさまでした。DSC_0043

時間になり乗り込んだ電車は各駅停車一両しかないバスみたいな電車です。試走時予讃線と並行して走った時に見たアンパンマンのラッピングをした電車は何両もあったのですがそれは特急だったんですね。

車内は海水浴に行くらしい高校生でいっぱい。予讃線は松山を出発したら今治の手前まで海岸線に沿って走る電車左手に瀬戸内の静かな海を眺めながら進んで行きます。きっと海水浴できるところもたくさん有るんでしょう、駅名は忘れましたがある駅で大勢の高校生が降りて行きました。

各駅はすべて無人駅。風情は一見すると内房線のちいさな駅とそっくりです。

自分たちが降りた「波止浜駅」もそんな無人駅でした、少し広めの待合室とトイレがあるだけの白壁で木造の駅舎です。DSC_0047

真夏の組立作業、日差しを避けてその待合室の片隅で他のお客さんの邪魔にならないように作業しました。それでも汗だくになりながら四苦八苦して1時間ほどで完了。

DSC_0054予定より1時間遅れでスタートしましたが、最初のエイドはすぐそこ2km先のサンライズ糸山です。しまなみ海道の四国側最初のサイクリングターミナルはサイクリストと観光客でいっぱいでした、ここで昼を過ぎたので昼飯を食べてから走りだそうと決まりすぐに出来そうなカレーライスをみんなで注文。6つ頼んだカレーライスは5つはすぐ来たのですが最後の一つが催促しても出て来ません。

輪行袋の次はカレーライスが出て来ません。DSC_0056

結局、再スタートしたのは午後1時30分。(現在の走行距離2km)本日のゴールまで残り86kmです。

DSC_0061最初の来島海峡大橋はしまなみ海道の6つの橋の中で最長最大のつり橋、芸予諸島一つ目の島「大島」まで4kmあります。橋の上は風の少ない瀬戸内地方の中でも適度な風が吹き自転車で走っていると気持ちいいくらいです、またこの橋は原付と自転車・歩行者は分離されていて交互通行。尾道方面から来るサイクリストやレンタサイクルの観光客とすれ違いざまにあいさつを交わしながら大島に渡りました。

日本人以外のサイクリストともたくさんのあいさつを交わしました。日本語以外のあいさつも覚えておくべきでした。DSC_0075

DSC_0065大島に渡ってすぐ定番ルートからはずれて「亀老山展望台」に向かいます。試走時は走らなかったのですが橋から望む瀬戸内海の風景をもっと高いところから眺めたらどんな絶景に出会えるか?と思い今回ルートに加えました。DSC_0066

しかし思った以上に登りがきつい。鹿野山秋元口を少しきつくして長くした感じ、しかも一番暑い時間帯です。あとで聞いたら35℃越えてたらしい。みんなでなんとか登りきって長めの休憩。バテバテです。

予想外にきつかった亀老山ヒルクライムを下って右に折れて大島の東側の海岸線ルートを走りました、このルートも定番ルートから外れた細い松林を抜けるルート。松林を抜けるとちいさな漁港に出ました、昼下がりの漁港は静かな佇まい、ここだけ時間がゆっくり流れている様に感じるのんびりした雰囲気です。この辺に泊って朝から晩まで海眺めてても良いなぁ~

しかし今日は、夕暮れの時間が迫っています!

初しまなみのメンバーには申し訳ありませんが、ここからはブルーラインをひたすら尾道を目指します!満喫するのは明日にとっときます!村上水軍博物館を横目に見ながらブルーラインに戻ります。伯方・大島大橋を渡り伯方島へ道の駅で伯方の塩と水分を補給。大三島橋を渡ってサイクリストの聖地で記念撮影のみですぐに出発。DSC_0081

多田羅大橋を渡って生口島へドルチェ瀬戸田本店でアイス食べたかったのですが着いた時はすでに閉店。これも明日にします。ホテルと夕食の居酒屋に遅れると連絡してすぐスタート、ペースを上げます。しかし、生口橋のスロープ入口でメンバーの一人が足を攣って休憩。ゆっくり再スタートします。

生口橋を渡って因島の海岸線を走っている頃には瀬戸内海のまだ青い緑に見える島影に姿を隠そうとしているお日様もオレンジ色に色を変え静かな海面に映えています。

同時に気温もぐっと下がり涼しくなって来ました。やっと走りやすくなってきたので再度少しペースを上げて夕暮れのブルーラインを走ります。

最後の橋、因島大橋のスロープに入る頃には青みがかかっていた夜空もすっかり闇に染まって夜を向かえました。車道の下を走っている因島大橋の自転車道も外灯で照らされ日中にフェンス越しに望める絶景も明日までお預けです。

向島の夜道は夜間走行の準備をしていなかった頼りないライトで走りました、試走で走っていたので迷わず渡船乗り場にたどりつく事が出来ました。渡船を待つ間しばし休憩、渡船で渡ればホテルはすぐそこです。DSC_0085

小さな渡船には自分たち6人とプラス2名のサイクリスト、集金係のおじさんに110円を船内で払って短い船旅を楽しみます。向こう岸の尾道駅前は夜景が出来あがってキラキラしています。夜道を走ってきた自分たちからは眩しく見えます。

ゴール!2時間遅れでなんとか全員無事にホテルまで走りきる事が出来ました、良かった~

明日ゆっくりしまなみ海道を満喫できるように今日はビールも控えめに早めに就寝です。

しまなみ海道輪行サイクリング(2日目)